2024年(令和6年)を迎え、中山学院は地元横浜・鶴見に学習塾を開設して以来43年目に入りました。
これまで多くの卒業生を送り出して参りましたが、ほとんどの生徒が無事希望する学校に入学することができました。
そしてこのような確固たる成果を残すことができましたのは我々教師とともに歩んできた生徒たちの懸命な努力はもちろんのこと、長年にわたっての地域のご父兄の方々の御支援と信頼があってこそ成し遂げてこられたのだと思っています。
私塾の大きな1つの目標として「ご父兄の期待に応えるよう努力する」という使命があります。
我々中山学院の教師は常にこの志を持ち指導に臨んでいます。それは十分ご父兄の方々にも伝わっていると信じています。
その1つの証として、現在塾に通っている生徒の何人かはお父さん(お母さん)も以前、私共の塾の生徒であったということがあります。親子2代にわたって教えることができるというのは、とてもありがたく感謝しております。
また、私が常々うれしく思っているのは当塾の卒業生たちが何年か経った後、塾を訪ねてきたり、街で会うと気軽に声をかけてくれることです。
「先生の授業は厳しかったけれどとても役立ったよ。」「授業が終わった後残って夜遅くまで勉強したとき、塾で食べた一杯のラーメンはとてもおいしかった。」「あのときのジョークは今イチだったね」等、時間を忘れて昔話に花を咲かせてしまうこともあります。
勉強を”教える””教わる”という立場の違いこそあれ、学問をするという時間を互いに共有できたことはかけがえのない思い出としていつまでも心に残っています。
学院の信条として「一人ひとりを大切に」というコピーがあります。これを常に念じて指導にあたり、期待に応えられる塾でありたいと思います。
終わりに、座右の銘としているアインシュタイン(1879〜1955)の言葉を紹介させていただきます。
"That teaching should be things like feel to be a valuable gift rather
than the painful duty that here is held out."
「教えるということは、教えられる者がつらい義務ではなく、貴重な贈りものだと感じられるようなものであるべきです。」
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