中山学院卒業生の 鬼海 陽子 さんです。 (2004年11月17日 学院の教室にて) 昔、学習していた教室で写真を撮りました。 本人は「とても懐かしい」と言っていました。 |
1996年3月卒業(中学2年) 東北大学大学院理学研究科化学専攻 博士課程前期課程1年 鬼海 陽子(きかい ようこ) |
<近況報告> 私は現在、東北大学大学院理学研究科で化学の勉強をしています。学校がある宮城県仙台市は、東北地方最大の都市であると同時に『杜の都』とも呼ばれ、緑豊かな素晴らしい街です。仙台市を一望できる山の上の学校では、一日の半分以上研究室にいて、毎日化学の実験をしています。専門は「天然物合成」です。 例えば、フグやヘビの毒、薬草の薬効成分や花のいい香りの成分など、自然の中には様々な作用・効果のある物質が溢れています。それらは薬や化粧品、食品などに姿を変え、私たちの生活に深く関わっているのです。 天然物合成とは、それら天然から取れる物質を人工的に作る研究のことです。私は今、癌の治療に薬として実際に使われている天然物を作る研究をしています。 |
<学院での思い出> 私が中山学院に通い始めたのは小学6年生の3月、中学校での勉強を予習する「中学準備コース」に友人に誘われたのがきっかけでした。しかし私は珠算検定試験があったため、後半、途中からの参加でした。 学院での授業当日、前半出ていなかった私には授業の内容が全く分からず、どうしようかと不安でしたが、先生が休日、遅れていた私のために時間をさいて前半の授業の内容を個人指導してくださり、何とか皆に追いつくことが出来たのです。 学院の和やかな雰囲気、先生方の親切な指導に惹かれ、中学入学後も学院で勉強することを決心しました。そして学力も徐々についてきました。おかげで成績も2年生の時には学年で一番になることが出来ました。周りの人からは横浜翠嵐高校を勧められ、私も翠嵐という名前にあこがれて勉強していました。 ところが、父の仕事の関係で私は中学3年生に上がるときに福島へ転校することになってしまいました。でも中山学院での授業が恋しく、夏休みには横浜に戻り、中山学院の夏期講習に通いました。中山学院に通ったのは正味2年間と短いものでしたが、私にとってはとても充実した2年間でした。 |
<塾長からのメッセージ> 鬼海さんはとてもまじめでコツコツ学習する生徒でした。勉強ができるだけでなく、気持ちも優しく、他の生徒の模範となっていました。何よりも一番感心したのは、中学1年生の時から物事を公平に、客観的に見ることができ、自分の考えにブレがないことでした。 毎年、年賀状をもらっていたので、近況はだいたいわかっていましたが、つい3日前に仙台から横浜に就職活動で来た時に学院に顔を出してくれました。久しぶりに会えてとても感激しました。 先日、就職先は第一希望の中外製薬に決定したとの連絡が入りました。 |
中山学院卒業生の豊田朋子さんです。 (2010年2月28日 学院入り口前で) |
2010年 1月卒業 (高校3年) 明治大学 文学部 史学地理学科 1年 豊田 朋子 (とよた ともこ) |
DREAM'S COME TRUE 私は、中学2年生から高校3年生までの5年間、中山学院で勉強しました。 高校は横浜市立東高校に進学しましたが、最終目標は明治大学でした。 明治大学に入学することは中学生からの夢で、その夢に向かってこれまで 中山学院の先生方と頑張ってきました。 今こうして長年の夢が叶い、本当にうれしい気持ちでいっぱいです。 ずっとサポートしてくれた先生には本当に感謝しています。ありがとうございました。 |
塾長からの一言 豊田さんは高校に入ってから非常に頑張ったと思います。 特に英語は飛躍的に伸びました。文法の理解に加えて、単語・熟語の語彙力は非常に豊富になりました。 また、中学生の頃から社会が得意科目だったのですが、大学受験では日本史を選択し、よく勉強しました。 センター試験では、全問中、わずか4問しか間違わなかったそうです。 本人は、明治大学志望だったので過去問などもよく研究していました。学習院大学にも合格しましたが第1志望の明治に決めました。大学でも新たな自分の夢に向かって頑張ってほしいと思います。 |