2016年  12月25日(日)

昨年末の日曜日のフロンティアクラスの授業で、
「白熱電球のしくみ」の実験を通して現在のLED照明までを考察しました。白熱電球は、金属線などのフィラメントに電流が流れるとき、温度が上がって光を発することを利用したものです。

イギリスの
スワンが初めて木綿糸を炭化して作ったフィラメントを用いて特許を取得し、そのあと、エジソンが数多くの実験を経て「金属線で支持された高抵抗の炭素フィラメントからなる白熱光を発する電気ランプ」という発明で特許を出願しました。一般では、エジソンのこの発明を「最初の電球」ということが多いのですが、じつはスワンの発明よりも8ヶ月遅かったのです。

私たち日本人にとっては、エジソンがフィラメントの材料に日本の
京都(八幡村)の竹を選択したという話は、とても馴染み深いものとして印象に残っています。
そこで、今日の授業は、竹串をアルミホイルで包み、蒸し焼き以上に熱し、冷ましたあと、電池(12V)とリード線でつなぎ、
竹串フィラメントに電流を通しました。
                     
           
                 エジソンになった気分を味わうことが出来ました。
「私は実験において失敗など一度たりともしていない。これでは
電球は光らないという発見を、今までに20000回してきたのだ。」
「ほとんどすべての人間は、もうこれ以上アイデアを考えるのは不可能だというところまで行きつき、そこでやる気をなくしてしまう。いよいよこれからだというのに・・」 ・・ 
トーマス・エジソン(1847〜1931)
     
藤島 昭 著 「時代を変えた科学者の名言」 (東京書籍)より



                  
2016年 11月15日(火)

11月15日は、スーパームーン(月が地球に最接近:1.12倍の大きさ)の日でしたが、あいにくの小雨降る曇り空でした。翌日授業が終わった後、1日遅れの
十六夜(いざよい)スーパームーンを撮影しました。(22:30頃)
        
 
 天体望遠鏡 VIXEN A70Lf   カメラ CASIO EX−ZR  ISO 100 F 4.0  SP 1/125



               
2016年 10月15日(土)

東京大学本郷キャンパスで「
第15回ホームカミングデイ(お祭り)」が開催されました。多種多様な催し物がありましたが、午前は特別フォーラムとして、安田講堂で枡太一氏(ます・たいち:日本TVアナウンサー・東京大学大学院卒)をモデレータとして、「知が拓く新たな価値創造への挑戦」というパネルディスカッションが行われました。午後からは、小柴ホールで理学部天文学科の戸谷友則(とたに・とものり)先生を講師に迎え、「膨張する宇宙、加速する宇宙」という題目で講演会がありました。小学生3名と一緒に拝聴してきました。
           

   
 東大赤門の前で記念撮影  質疑応答の時間が楽しみです

In order to learn something is not a good way to more than to experience it yourself.
  ・・・ アインシュタイン
何かを学ぶためには、自分で体験する以上にいい方法はありません。




               2016年  6月19日(日)

6月19日の日曜日に、東京大学駒場キャンパスで東京大学・カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)主催の一般講演会が開催されましたので、YSFHの生徒と一緒に参加してきました。

題目は、向山信治(むこうやま しんじ)博士[京都大学基礎物理学教授]の"4次元を超えるかもしれない宇宙”と、リサ・ランドール博士(ハーバード大学素粒子物理学教授)の”ダークマターと恐竜絶滅”でした。

二つとも非常に興味ある理論で、3時間半という長丁場でしたが、あっという間に時間が過ぎていきました。また質疑応答の時間が十分にとられていて、サイエンスカフェ的なアットホームな講演会でした。内容をアップしています。
科学講演・セミナー・実習等